はじめに
英語の学習で日本人が苦手なスピーキング。
またスピーキングが出来ても発音が苦手という方が多いのではないでしょうか?
今回は英語の発音についての記事です。

地道な練習と時間が必要な為、発音練習はないがしろにされているように思います
発音の練習は大変で身につけるのは非常に大変。
ですが、カナダに留学をして英語を学んだ筆者の経験上、発音の練習は非常に重要だと思っています。
最後には英語の発音を直してよかったという個人的なエピソードもあるので英語の発音を直したい方はモチベーションにして下さいね。
英語発音の重要性
英語の発音の正確さは、相手とのコミュニケーションの質を大きく左右します。例えば、「read」は過去形と現在形で発音が異なり、「tear」は「涙」と「裂ける」で発音が変わります。
さらに、「wind」は「風」と「巻く」で発音が異なります。このような微妙な違いを正確に捉えることで、相手とのコミュニケーションがスムーズになります。

似ている発音で「sheet」と「shit」、または「beach」と「bitch」などがありますが、これを間違えると大変なことに…
また相手の言葉を理解する上でも「自分がその音を発音出来る」事が非常に重要です。
仮に英語が話せても、発音が通じないとコミュニケーションがとれません。

語学学校の授業で生徒同士の英語を聞き取るというものが。
その時ブラジル人生徒が日本人生徒の発音を全く聞き取れていませんでした。
あの時のショックを受けた顔が忘れられません
現在世界で英語を話す人の7割が非ネイティブで訛がある方の方が圧倒的に多いです。
とはいえ、あまりに発音が悪いと通じません。そして自分の英語が通じないと恥ずかしくて話せなくなってしまいます。
ネイティブのように話す必要はありませんがある程度発音は直す必要があるというのが海外生活を経て得た個人的見解です。
発音の基本ルール
英語の発音をする上で知っておくべきルールというものがあります。
- スペルと音の関係: 英語の単語は、スペルと発音が一致しないことが多いです。例えば、「colonel」は「カーネル」と発音され、「aisle」は「アイル」と発音されます。また、「knight」は「ナイト」と発音され、「k」は無音となります。
- 音声変化: 一つの単語の中で、特定の文字が異なる音を持つことがあります。例:「c」は「cat」では「k」の音になるが、「certain」では「s」の音に。
- フォニックス: 英語の音と文字の関係を学ぶ方法。例えば、「gh」は「laugh」では無音、「ghost」では「g」の音として発音される。さらに、「ph」は「phone」で「f」の音として発音されます。

スペルと発音が一致しないのが英語の発音を難しくしている一つの理由ですね。
また、日本語にない音は発音するのが難しいです。
母音と子音の読み方
英語には母音と子音があります。
ここでは基本的な読み方について触れます。
- 母音:
- 短母音: 「bit」の「i」や「hat」の「a」。
- 長母音: 「beet」の「ee」や「hate」の「a」。
- 二重母音: 「boy」の「oy」や「out」の「ou」。さらに、「air」の「ai」も二重母音の一例です。
- 子音:
- 閉鎖音: 「p」や「b」のように、唇を閉じて発音する音。
- 摩擦音: 「f」や「v」のように、空気が狭い通路を通ることで生じる音。
- 破擦音: 「ch」や「j」のように、短い摩擦音が特徴。また、「th」は「this」と「thin」で異なる音として発音されます。

日本人が苦労する発音の例として「r」と「l」があります。
また「th」も意外と難しいのではないでしょうか?
発音の練習方法
発音の練習には、ネイティブの発音を模倣することが最も効果的です。以下は、発音の練習に役立つ方法です:
- リスニング: 英語のポッドキャストやニュースを聞くことで、様々なアクセントや発音を耳にすることができます。
- シャドーイング: ネイティブスピーカーの発音を聞きながら、同時に声に出して真似る練習方法。これにより、リズムやイントネーションを身につけることができます。
- 発音アプリ: スマートフォンやタブレットで利用できる発音練習アプリも多数存在します。これらを利用することで、正確な発音を習得する手助けとなります。
- 多読・音読: 多くの英語のテキストに触れることで、自然なリズムやイントネーションを身につけることができます。特に、ネイティブが書いた物語や記事を読むことで、発音のニュアンスを学ぶことができます。

僕もカナダの図書館で本を沢山借りて多読・音読しましたね
他には好きなドラマをシャドーイングも
英語を話し始めの方はまず簡単なテキストや絵本なんかでひたすら多読・音読するのがおすすめです。ポイントは多くの英語に触れつつ声に出して読むことです。
Kindleなどでは絵本などが多くあるのでこういったのから始めるのがおすすめです
短い絵本を何冊も読むと達成感もあるので最初はこうした簡単&短いものがいいと思いますよ
発音記号とその活用
発音記号は、単語の正確な発音を示すためのツールです。例えば、辞書には「/ˈfəʊn/」のような記号で発音が示されており、これを利用することで、正確な発音を学ぶことができます。
特に、新しい単語や難しい単語の発音を学ぶ際には、発音記号を参照することで、間違いを防ぐことができます。
例として、「thought」は「/θɔːt/」と表記され、特定の音を示す記号を理解することで正確な発音が可能となります。

英語は単語のスペリングと音が一致しないことが多々あります
理由はヨーロッパの色々な言語が混ざったから?と聞いた事があります
何であれスペルと発音が一致しない以上発音記号を学ぶのは必須です
発音チェック
英語の発音を練習する際、自分の発音が正確であるかを確認することは非常に重要です。特に、ネイティブスピーカーによるフィードバックは、発音の正確さを向上させるための鍵となります。オンラインの言語交換プラットフォームや、英語学習アプリを利用して、ネイティブスピーカーから直接フィードバックを受け取ることができます。このような方法を利用して、自分の発音の弱点を特定し、効果的に改善していきましょう。

ネイティブによるチェックは必須
僕もカナダの語学学校でネイティブの先生に何度もチェックしてもらいました
発音矯正をして良かったエピソード
個人的な話ですが、語学学校に行っていた時(仕事を辞めワーホリを活用。28歳の時)の事。
授業終わりに望めば講義がもう1つ受けられるというものがありました。
他の学生は家に帰る中僕は発音の授業をずっと取り続けました(先生曰く、こんなに同じ授業取る生徒はいなかったそうです)
ネイティブによる発音の矯正を受け続けました。
そして半年後のある授業のこと。
語学学校に入ったばかりに担当になった先生が受け持つあるスピーキングのクラスに。
僕が英語を話し始めると(本当に)驚いた顔をしていました。
英語が変なのと?聞いたところ発音が明らかに変わっていたと褒めてくれました。
これは本当に嬉しかったです。
自分では気がつかない変化でしたがこうしたフィードバックを貰えると発音の矯正をしてよかったなと。ちなみに最初は典型的な日本人の発音だったそうです。
そうして他の授業でもメガネ(筆者)の英語の発音は「日本人なのに」聞き取りやすいと他の生徒に言われるようになりました。先生がメガネ(筆者)は発音の矯正を熱心にしたからだと説明してくれたのを聞いた時はこれまた嬉しかったですね。
そして一方で日本人の発音ってやっぱり聞き取りにくいんだなと。
我々からするとサウジアラビア人やトルコ人の英語も相当聞き取りにくいんですがw
(どっちが良い悪いは無いはずですが)日本人の性格からすると通じないと「自分が悪い」と思いがちですよね。
通じる英語を話すのが重要なので、(相手がどうであれ)こちらの発音は直したほうがいいですね。

妻に僕の英語の発音を聞いた所「アメリカやカナダで英語を学んだのがわかる」らしいです。ネイティブ並みとはいきませんが発音を矯正してよかったと思った瞬間ですね
まとめ
英語の発音を正確にマスターするためには、基本的なルールの理解はもちろん、継続的な練習が欠かせません。日々の学習を通じて、英語の発音のニュアンスやリズムを掴み、自信を持って英語を話すスキルを磨きましょう。また、ネイティブスピーカーとの交流や、実際に英語を使用する機会を増やすことで、発音の向上につながります。
最後までお読み頂きありがとうございました。